『全盲のピアニスト』辻井伸行さんは国内外でも評価が高く、とても人気がありますね。
知名度が高く、テレビに出演することも多いので、クラッシックに詳しくないという方でも辻井伸行さんを知っている方は多いですよね。
辻井伸行さんは演奏中や、それ以外の時でも首や頭を振る仕草が多く見られます。
気になって調べたところ、全盲の方によくみられる動きだそうで、繊細な音を聞き分けることが必要なピアニストの辻井伸行さんにとって大変重要な動きだったことがわかりました!
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辻井伸行が首や頭を振る理由は?
全盲の方は視覚以外の五感を使って情報収集するため、首や頭を振ることにより音や声で距離感を測ったり、細かな音を聞き分けたりしているそうです。
ピアニストである辻井伸行さんにとっては欠かせない動きであるともいえますね。
オーケストラで演奏する時は、指揮者の息使いを聞き取ってタイミングを合わせているそうですよ。
すごいですよね!
またどんな動きも頭と首を自由に動かしながらすることで、その動き自体がよくなるという研究結果もあるんだとか。
そして音源定位の実験でも首振りが役に立つことが知られているそうです。
首や頭を振ることで、音の細かな違いを聞き分けるということ以外にも、指の動きがよくなるという効果もあるのであれば、ピアノを弾く辻井さんにとってはとても重要な動きであることがわかりますね。
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父や母がありのまま育てた
視覚障害の子を持つ親の中では、首や頭を振る動きを幼少期のうちにやめるように矯正する家庭も多いそうです。
辻井伸行さんは視覚特別支援学校の小学部に通っていたので、学校でもやめるように指導されていてもおかしくありません。
ですが辻井伸行さんの父、孝さんの職業は産婦人科医ですので、首や頭を振る動作が音を繊細に聞き分けるピアニストにとって重要であるということを知っていてやめさせなかったのかもしれませんね。
そして母のいつ子さんはできないことを見るよりできることを褒めて伸ばそうと、息子の伸行さんがやりたがる事は何でもさせたそうです。
出産後、我が子が全盲であることが分かった時は大変落ち込んだそうですが、ありのままの辻井伸行さんを受け入れて才能を伸ばしていったんですね。
首や頭を振る動きに否定的な意見が少なくない中、両親がこの動きをやめさせなかったことも、現在の活躍に繋がっているのかもしれません。
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まとめ
辻井伸行さんが首や頭を振るのは、首や頭を振ることにより音や声で距離感を測ったり、細かな音を聞き分けたりするためで、多彩な音を聞き分けるための重要な動きでした。
父親や母親がそれぞれの考えで辻井伸行さんの個性を伸ばしていったことも現在の活躍に繋がっていたんですね。
これからも素敵な音色を聴かせていって欲しいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!